テレビCM大全!?これですべて丸わかり!
テレビCMの歴史と現在
いまやテレビをみれば当たり前になっているテレビCMですが、そのはじまりと歴史には、日本という国の社会情勢も関係していたようです。今回は、そんな日本のテレビCMの歴史について紹介します。
1.テレビCMのはじまり
日本ではじめて放送されたテレビCMは、1953年8月28日に放送された精工舎(現セイコーホールディングス株式会社)の正午の時報です。
このことから日本のテレビCMは「時計とともに時を刻みはじめめた」といわれています。
2.テレビCMの発展
1950~60年代のころはビデオの技術がなく、テレビCMの黎明期の資料はほとんど残されていません。
しかし、最近になって当時のCMのフィルム約8,000点が大量に発見され、中には今のCMのもとになったものもありました。
高度成長期、テレビの普及にともない、テレビCMをとおして「スカッとさわやかコカ・コーラ」、「あたり前田のクラッカー」などの流行語が登場しました。
テレビCMは日本の繁栄とともに発展してきたといえます。
3.テレビCMの影響力
1970年代、企業にとってテレビCMは、商品の単なる宣伝広告ではなく、世の中に大きな影響を与えていく媒体であるという認識が進み、テレビCMを単に商品を宣伝するだけの宣伝型からCMをとおして社会への企業メッセージもこめた、社会型に切り替えて利用するようになってきました。
1980年代に入ると映像合成技術が発達し、実写では不可能な映像の作成ができるようになりました。
2000年代にはCGをつかったテレビCMも生み出され、今では、つくり出せない映像はないというほど、現代のテレビCMは技術革新が進んでいます。
SF作家である、アーサー・C・クラーク氏は「発達した科学技術は魔法と見分けがつかない」という言葉を残していますが、まさに現代の映像技術の高さには目を見張るものがあります。
この先、CMにキャスティングされる方も芸能人や文化人本人ではなく、CGをつかったヴァーチャルなものになっていくことが予想されます。